前回に引き続きゴールデンレバーをカスタマイズ
今回はシャフトレバーの太さ・アクチュエーター選び・ゴールデンコアについて
シャフトレバーの太さ選び
シャフトレバーは直径7.5mm〜10mmの0.5mm間隔のサイズで選べる
レバーの太さで変わるのはレバーを倒した時の傾斜角度
太い方がレバーを少し傾けただけでスイッチが入力される
逆に細い方は大きくレバーを傾けないとスイッチが入力されない
つまり6段階の傾斜角度が選べるってわけやね

個人的に入力までの速度は早い方が良いので太いのを選びたい
そして極太から試してみたところ、前ステや後ろステが出にくく感じた
逆に7.5の極細だと傾斜角度が大きくなりニュートラルに戻る反発も強くなるっぽい
レバーを横に倒して手を離すとボヨヨヨヨん…ブルブルブルブルとレバーが暴れる
ニュートラルに戻す時、手を離すこともあるのでこれはさすがに…使いづらい
結局9mmか9.5mmで悩んだが9.5mmに決定
最初は9.5mmでもステップなどの違和感があったけど、知らんうちに慣れてた
アクチュエーター選び
アクチュエーターとはシリコンラバーグロメットの裏側に密着している筒状のもの
材質と大きさを選ぶことになるがまずは材質から見てみよう

右:POM製
アクチュエーター材質による違い
材質は2種類で真鍮製(金属)とPOM製(プラスチック)がある
2つの違いは材質の重さで、倒したレバーがニュートラルに戻る動作に影響する
重い方が慣性が大きく働くのでニュートラルに戻る速度が速くなるっぽい
速けりゃ良いという訳でもなさそうで、コマンド入力のリズムにも影響してくる(気がするw)
アクチュエーター大きさによる違い
大きさは0.5mm間隔で直径14mm〜16.5mmの間で選べる
デフォルトで装備されているのは14mm
アクチュエーターは入力の重さを決めるシリコンラバーグロメットと密着しているんだけど、直径が大きくなるほどシリコンとの接地面積が大きくなる
接地面積が大きくなるほどシリコンに力が伝わりやすくなる
- 直径が太いとレバー入力の敏感度が上がる
- 直径が細いとレバーの入力敏感度が下がる
これもまた敏感度が高ければ高いほどええって訳でもないようでいろいろ試した結果を書いておく
まず直径が細いとレバーにグラつきを感じたので
感度が高い方から試してみた
以下結果(ストリートファイターVでメナト使用)
16.5mm:レバーのグラつきは感じないが波動コマンド(236)が出しにくい
16mm:波動コマンド(236)が出ない時がある
そのくせCA(236236)が暴発する事が頻発する
どうも感度が高すぎても良くないと実感
15.5mm:この大きさが技の暴発もなく良さげ
もちろんレバーのグラつきもない
ただ真鍮製とPOM製で下記のような違いを感じた
- 15.5mm真鍮製:コマンド入力も意図したものが入力されて、技の暴発もなし。個人的にこいつがビンゴ
- 15.5mmPOM製:CAコマンド(236236)の最後の6が出ないことが多くなる
ニュートラルに戻る微妙な速度変化が影響しているのか上記のように感じた
よって俺は15.5mm真鍮製をセレクト!
多分ゴールデンレバーカスタマイズでアクチュエーター選びがプレイし易さに影響してんじゃないかと
そして入力時の力加減や入力方法で最適なサイズと材質は個人差がでそう(な気がするw)
なんでアクチュエーターはお金がかかるけどいろいろ試した方がええと思う
0.5mm変わるだけで技が暴発したりしなかったりしたので、しっかりと選びたい
ゴールデンコア(デルリン)
ゴールデンコアはシリコンラバーグロメットの真ん中に取り付けるプラスチックでシャフトレバーを通す部分にあたる
デフォルトで装備されている(白色)直径13mmか14mmのオーバーサイズコア(黒色)から選べる

取り外しはそれなりに力が必要
黒色はニュートラル時の遊びが少なく、白色は遊びが多くなる
遊びが少ないと入力がピーキーになるが意図しない入力がされる事がある
逆に遊びが少ないと意図しない入力は起きずらいが、レバーを倒してから入力までの時間は僅かだが増える
あまりレバーを大きく動かさない指先でボールトップをつまむような持ち方なので遊びの少ない黒色があってると思いオーバーサイズコア14mmを選択した
ゴールデンコア(デルリン)スプリング選び
デルリンとシャフトレバーを通す部分に取り付けるバネの強さも3種類から選べる
- ハードスプリング:ステップ入力に向いてる
- ミディアムスプリング:回転・半回転コマンド入力に向いてる
- スプリングなし:遊びが多くなる

ゴールデンレバーカスタマイズ検証中に何かとステップ入力がやりづらいと感じる場面が多かったので、ハードスプリングを選択
ただ個人的にはミディアムだからハードだからっていう違いはそんなに実感できなかったw
マイクロスイッチの入力感覚を選ぶ
これが最後ですw
いろいろ選べるってのも逆にムズイね
マイクロスイッチの入力感覚を選べるガイドはゴールデンレバー本体に付属している手裏剣みたいなやつ


マイクロスイッチのネジを緩めてゴールデンレバーの裏に手裏剣をハメることで均等に入力までの距離を設定できる
なんで均等にする必要があるかというと、上下や左右でレバーの倒す距離が変わるとよろしくないから
斜め入力を入れやすくしたり設定するのもこの手裏剣
いろいろ試したけどデフォルトで問題ないと感じていたので結局初期状態の設定にした
おまけにボールトップを変更
ゴールデンレバーのナスの手触りとかサイズ感があんま好みじゃない
そんなわけで超お気に入りのCROWN製のナスレバーを単品で注文した
千石電商で1500円で買える
色はクリアグリーン(抹茶みたいな色)をチョイス!

ボタンとレバー精神状態が心配になるこの色使い
CROWN社のナスは三和のナスより奥まったところにネジ穴があるのでシャフトの長さが短くなるのが特徴
逆に三和ナスだとレバーが長くなる
個人的にボールタイプよりもCROWNナスが至高
入力のし易さ手触りパーフェクト、生涯ともにするとお互いに誓った仲でもある
ゴールデンレバー*カスタマイズまとめ
ふう、終わったじぇ
何回レバーを取っては付けてしたんやろう;
あと専用ケーブルのファストン端子脆すぎ!
端子の部分だけ購入して修理しないとね
手で取り外ししてるとシュポってとれて、合計4つ買った
面倒だけどファストン端子抜くときは手じゃなくてラジオペンチで軽く挟んで取るのが良さげ
最初はミニ四駆みたいでワクワクしてたけど、いろんなパーツを選んで自分にあった最適解を見つけるのは
想像以上にシンドイ
そしてこのレバーに変えたから強くなったかっていうと、もちろんそんなこともない
何か出来るようになったかっていうとそんなこともないw
鉄拳さんは山ステってやつが相当やりやすくなるようだけど、ストファイさんはわざわざこれ使わなくても良いんじゃね?って結論に行き着きました
ただ、自分でいろいろ試行錯誤して自分にあったレバーを作るってのはロマンがあるし、そういうのが好きな人にはええかも
あとどんなにカスタマイズしても韓国レバーなどで使われてるシリコン特有のグニャっとした入力感は変わらない
なんで三和やセイミツみたいなカチっとした入力感覚が好みの人にはどんなにカスタマイズしようが合わないとおもう
そんな三和ライクな入力感を残しつつ韓国レバーの良さを取り入れたOTTO DIYという三和JLF改造の拡張キットを見つけたので次回紹介しようとおもう
ほんじゃ(手)